今さんの苦労

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2009/8/4 11:04
操 
『どこかに脳を置き忘れてきたような人がたくさんいることですよ。 ほら、あなたの隣にも。』と言われて、一瞬そばに突然ハマグリさんが現れたような錯覚に陥ってしまいました。 あ〜びっくりした〜!


でもそれってアニメの現場だけではないようですね。仕事でお世話になっている私のエージェントさんが今さんと同じようにぼやいておられました。彼女は多分40代後半か50歳くらい。 業務はクライアントの企業に、用途に応じたイラストアートを提供するというもので、昔はスムーズに事が運んでいたそうですが、最近は、クライアントの担当者が若い人の場合、大変苦労をするそうです。まず、どんなものをどんな風に使いたいのかさえきちんと把握できていないと言うのです。 何を尋ねても的確な判断が出来ずにとりとめのない会話が続くばかりで、一向に進まない。仕方なく彼女はその若い担当者のために別に時間を割いてレクチャーしなければならない羽目になったそうです。 そういうのが何件もあって、「私は彼らのお母さんになったような気分でした。」と疲れ果てておられました。

私自身は自宅で一人で仕事をしているので、いわゆる“最近の若いもん”と直接かかわることは少ないですけど、“仕事が出来ないくせにすぐ切れる”傾向があるそうですね。ちゃんとした自分がないのに、自己の正当化にだけは余念がない。
今さんの貴重な時間とエネルギーがそういう人たちに奪われているなんて、なんてもったいないんでしょう!!
「世界で一つだけの花」と言う歌がありましたが、それを言えるのは花を咲かせている人か、せめてつぼみをつけている人であって、もやしの段階では己に厳しく寝る間も惜しんでまず社会勉強しなさいっと言いたくなりますね。

な〜んか全体的に緩くなってるのでしょうか?
絵本の世界でも、“自分探し”的なテーマの本がやたらと目に付きます。主人公が自分を探して旅に出て、起承転結もないまま旅をし続けて、最後にはそれでいいんだよ、みたいなボーっとした内容の本、、。 こんなもん子供に読ませてどうするんだよっ!って感じです。

歌の世界でも、ちゃんと歌える人が少なくなってきたような気がします。レオのうたを歌った弘田三枝子さんレベルで歌える人なんて、今の若い人にはいないんじゃないでしょうか。

それにしても、今さんのようなすでに技術もキャリアもお持ちの方が、あくまでも自己に厳しく毎日切磋琢磨されているというのに、周りにいるひよっ子たちは困ったものですね。成人年齢の引き下げが検討されていますが、30歳ぐらいに引き上げた方がいいと思わせられる人が多いです。

ま、首の座らない5歳児のような総理大臣を持つ国ですから、若者のレベルも下がるのでしょう。
今さん、いらぬ苦労で大変ですね。でも、今さんは厳しいけれど根はとっても優しいですから、周りの若い人たちも今さんから学んで少しでも成長してくれるように祈っております!
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