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雑食日誌2004

2011/12/27 火曜日 -

今 敏が読んだ本や観た映画などを自ら記録した「雑食日誌」シリーズ。
間が空いてしまいましたが、本年最後の更新です。

2003年の「内田樹ブーム」に続き、2004年は今 敏内で「村上春樹ブーム」が到来。特に8月から9月にかけては憑かれたように読んでいる。
ほかにも筒井康隆、橋本治、斉藤環、小田嶋隆など、お気に入りの作家が並ぶ。
『パパラギ』はサブタイトル「はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集」が示すように、西サモアのウポル島ティアベアの酋長によるヨーロッパ白人社会見聞録で、平沢進の愛読書としても知られる。

映画は新作DVDのほか『パプリカ』の制作時期だったので、作中に引用される『ローマの休日』『地上最大のショー』などの作品を観返している。

以下、彼のメモのまま掲載。
作品名のアタマについているマークは次の意味だと推察される。
○映画(DVDなど)
■本

村上春樹

1月
■「パパラギ」ツイアビ/岡崎照男・訳(立風書房)
■「邪眼鳥」筒井康隆
■「パプリカ」筒井康隆
■「断筆宣言への軌跡」筒井康隆(光文社)

2月
■「心理学化する社会」斉藤環
■「小説のゆくえ」筒井康隆

3月
■「言語姦覚」筒井康隆
■「なぜ宗教は平和を妨げるのか」町田宗鳳

4月
■「ためらいの倫理学」内田樹
■「パンク侍、斬られて候」町田康

5月
■「私の身体は頭がいい」内田樹
■「イデーの鏡」ミシェル・トゥルニエ

6月
■「ガクモンの壁」養老孟司
■「死の壁」養老孟司
■夢と心理療法とか
○「股旅」

7月
■「じぶん-この不思議な存在」鷲田清一
■「‘分からない’という方法」橋本治
■「街場の現代思想」内田樹
○「ベルヴィル・ランデブー」
○「WATARIDORI」
○「リディック」
○「マインドゲーム」
■「レキシントンの幽霊」村上春樹

8月
○「007ロシアより愛を込めて」
○「007ドクターノォ」
○「ローマの休日」
○「地上最大のショー」
■「村上朝日堂はいほー!」村上春樹
■「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」上 村上春樹
■「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」下 村上春樹
■「羊をめぐる冒険」上 村上春樹
■「羊をめぐる冒険」下 村上春樹
■「ねじまき鳥クロニクル」1 村上春樹
■「ねじまき鳥クロニクル」2 村上春樹
■「ねじまき鳥クロニクル」3 村上春樹
■「風の歌を聴け」村上春樹
■「1973年のピンボール」村上春樹
■「ダンスダンスダンス」上 村上春樹
■「ダンスダンスダンス」下 村上春樹

9月
■「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」再読
■「ノルウェイの森」上 村上春樹
■「ノルウェイの森」下 村上春樹
■「やがて哀しき外国語」村上春樹
■「回転木馬のデッドヒート」村上春樹
■「夜のくもざる」村上春樹・安西水丸
○「死ぬまでにしたい10のこと」
■「スプートニクの恋人」村上春樹
■「夢分析」新宮一成
■「神の子どもたちはみな踊る」村上春樹
■「TVピープル」村上春樹
■「天狗の落とし文」筒井康隆
■「海辺のカフカ」上 村上春樹
■「海辺のカフカ」下 村上春樹
■「アフターダーク」村上春樹
■「アンダーグラウンド」村上春樹
■「心理療法個人授業」河合隼雄・南伸坊
■「パン屋再襲撃」村上春樹
■「約束された場所で―underground2」村上春樹

10月
■「日本問題外論」小田嶋隆
■「恐怖」筒井康隆
■「教養としての“死”を考える」鷲田清一
○「キングダム」1、2話
○「キングダム」3話
○「キングダム」4話
■「レヴィナスと愛の現象学」内田樹
■「中国行きのスロウ・ボート」村上春樹
○「シッピングニュース」
■「続・日本の懐かしい言葉」
○「ビッグフィッシュ」

11月
○「あなただけ今晩は」
○「華氏911」
○「カレンダーガールズ」
■「上司は思いつきでものを言う」橋本治
○「小さな恋のメロディ」
□「どうせ死んでしまう」
□「統合失調症」
□「大衆の反逆」

12月
■「現代思想のパフォーマンス」内田樹・難波江和英
■「宗教なんてこわくない!」橋本治
○「ザ・コミットメンツ」(監督アラン・パーカー)
○「ミレニアム・1話〜」
■「女は何を欲望するか」内田樹
○「情婦」
■「東京ファイティングキッズ」内田樹・平川克美
■「二十世紀(上)」橋本治
■「二十世紀(下)」橋本治
■「死と身体」内田樹
■「これで古典がよくわかる」橋本治
○「上意討ち―拝領妻始末」
■「人はなぜ「美しい」がわかるのか」橋本治
○「切腹」

□マークで著者名のない作品があるが、これは映画『パプリカ』の資料用に目を通した程度なのかもしれない。おそらく次の作品と思われる。
中島義道『どうせ死んでしまう………私は哲学病。』(角川書店)
ホセ・オルテガ・イ・ガセト『大衆の反逆』(ちくま学芸文庫/中公クラシックス/白水社イデー選書)
森山公夫『統合失調症―精神分裂病を解く』(ちくま学芸文庫)
また「続・日本の懐かしい言葉」にも著者名がないが、藤岡和賀夫『続 懐かしい日本の言葉ミニ辞典―NPO直伝塾プロデュースレッドブック』(宣伝会議)であろう。

では、みなさまよいお年を!!

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