2008年3月11日(火曜日)

「十年の土産」十日目、マロミ登場!の巻



月曜日というのに、またもやたくさんのご来場をいただき、誠にありがとうございました。

朝、目が覚めると雨の音。
「雨か……お客さんの足も鈍るだろうな」
などと思いつつ、コーヒーを飲んで風呂に入り支度をしているとみるみる天気が回復し、家を出るときにはすっかり晴れている。
「おお!「十年の土産」は恵まれた企画なのかもしれない」
ふと、『東京ゴッドファーザーズ』というやはり幸運に恵まれた映画のことなんかを思い返しながら仕事場に寄って特典に使えそうな私物などを物色し、新宿の駅を降りると、何と天気はどんよりとして、いまにも雨が降りそうな雲行き。
「前言撤回かもしれない」
と思ったら、天気は持ちこたえてくれたようで、来場されるお客様にも多少の幸運をお裾分けが出来たかもしれません。

この日はまたもや嬉しいお客様が顔を見せてくれました。
以前、私がよく通っていた飲み屋の女将が笑顔でご来場。
差し入れをいただき、ありがとうございます。
昨年大病をされ、とても心配しておりましたが、いつものチャーミングな笑顔で会場に入ってこられました。
経過は良好とのことですが、くれぐれもお大事に。
さぞや難しい病気だと思われますし、完全な回復までにはまだ時間がかかるかもしれませんが、今後の健康管理を考えることや「無茶」を自制する機会と考えれば、きっと病気だってなにがしかの恵みを与えてくれるのではないかと思います。
病気を「退治する」という考え方だけでは、病気の方だってきっと頑なな態度になるでしょうから、「折り合いをつける」という考え方も大切ではないかと思います。
女将のことですから、私に言われるまでもないとは思いますが、蛇足までに。
本当にお身体、お大事に。
私も他人事ではないです。

開催初日から多くの方々に素敵なお花をいただきましたが、この日も可愛らしいお花が届きました。
『パーフェクトブルー』主演の岩男潤子さんからでした。
どのお花にも言えることですが、実に贈ってくださったご本人のイメージと重なるもので、岩男さんからのお花はご本人のように可憐でした。どうもありがとうございます。
これまでいただいたお花の中で一際異彩を放ったのは、やはり平沢さんからのお花でしょうか。来場者の何人かの方がこう言いたくなるのも無理はないですね。
「あの花、写真に撮っていいですか?」
私もそう思いました。だって、「見たことない」(笑)
実に平沢さんらしいです。

お花と共に素敵な笑顔で来場いただいたのは、何と!
『妄想代理人』のマロミ役でお世話になった桃井はるこさん!
桃井さんのお花選びのコンセプトが素晴らしく、「濃いめのピンクと薄めのピンクの花」というオーダーはつまりこういうこと。
「マロミカラー」
素晴らしい!
思わず、いただいたお花の隣にマロミのぬいぐるみを座らせて写真を撮ってしまいました。
ご来場たまわっただけでも光栄なのに、ありがとうございます。
また是非仕事でご一緒したいですね。
桃井さんには、特典用に持ってきていた『妄想代理人』のアフレコ台本2冊にサインをいただきました。
先日の「猪狩」飯塚昭三さんのサインと合わせ、さらに豪華な特典になっております。

変わった来場者もありました。
「私に似ている人」
似ている、というのは職業的なものではなく、そのままストレートに「外見」が似ている。
その方の彼女がすでに2度ほど来場されて、その噂は聞いておりました。
彼女は「Lunar Rabbit」(眼鏡をかけたウサギの絵)を気に入ってくれたようでした。
あれは結果的に私の「自画像」ということになっているので、つまりはあの絵はその彼氏にも似ている、と(笑)
彼女が2度目に来られたときに、彼氏の写真を見せてもらったところ大笑いしてしまいました。
確かに似ている。
「是非彼氏を連れてきてください」
という無体な要望にお応えいただき、昨日、その彼氏がご来場。
「Lunar Rabbit」の前で、ツーショットを撮らせてもらいました。
まだお若いのに、こんなオッサンに似ている、というのもどうなんだか(笑)
どうもわざわざご足労いただき、ありがとうございました。
現在ステップアップのために勉強しているとのこと。頑張ってください。

懐かしい顔を見せてくれたのは、『老人Z』作画監督にして漫画家のSUEZENさん。
私には「飯田ちゃん」という呼び名の方がしっくり来ます。
同業者に絵を見られるというのはなかなか気恥ずかしいものですが、まさか飯田ちゃんに来てもらえるとは思いもよらず、嬉しくなりました。
接客が忙しく(というかサインなんですが)、あまり話も出来ませんでしたが、本当にどうもありがとう。
そして同業者、というか次回作『夢みる機械』作画監督の板津くんが登場。
トークイベントに飛び入り参加してくれました。
アニメーション業界人はとかく「表」に出たがらない傾向にある中、「とりあえず何でも体験してみる」という心がけはとても良い。
きっとその心がけは次回作での活躍に繫がります。な?

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