段階と年月について

こんばんは。
ええと、どこから書いたものやら・・・
今監督の作品はすべて大好きなのですが、今回はおもに、千年女優についての感想など、とっかかりに投稿します。

私の場合、千年女優との出会いは、東京駅だか神田駅だか・・とにかくそのあたりで、看板を拝見して、ずいぶん綺麗で繊細な絵、誰もが飛びつきそうな作品なのに周囲で評判を聞かないのはなぜだろう？という疑問だけでした。

その時は観る機会もなく数年が過ぎて、偶然パーフェクトブルーを観てあまりの濃厚さに引き込まれ、

その後初めて千年女優を通して見る時間があり。
そのときは、美しい映像＆音楽と、オチの爽快さでひたすら圧倒され、「感想」が言葉では把握できずに、他の作品にも色々と感じ考えさせられ、楽しい時間を頂き、また時間が経ちました。

その後、「物理的に会えないことによる、どうしようもない片思い」の段階を経ると、千代子に感情移入して泣けてしょうがない時期がきて、観て泣くことで大変すっきりしました。

またその後数年たつと、今度は「相手は自分を意識さえしてくれない、どうしようもない片思い」を経ると、今度は「立花の視点で感じ、泣けてしょうがない状態」というのがやってきました。
ここに至ってやっと、立花の表情、行動、身振り・・いろんなものが猛烈に感じられて、またしても泣けてカタルシスを感じさせていただきました。うーん、ここまでの段階でお腹いっぱいだというのに、まだ先があるとは当時の私は思いも寄らなかったのです・・

そして現在、どうも、たぶん、油断はしないでおこうと思ってはいるものの、長年患っていた感情障がい、社会不安症候群、抑うつ・・・呼び名はなんでもいいのですが、そのあたりに理性の光が照らされてどうも健常（？）な状態が・・続きそうなんです。続いてるんです。
今まで、「さっきのうそーん、治ってないよー」みたいな感じでぶり返したことあるので、対策はたてていますが。

そんな状態で千年女優を見ていると・・
今度は「入れ子構造を外から見ている、脱出できた感動」などというものがやってまいりました。
それはもうパレードのような。
号泣に近い状態になってしまって、もうなんとお礼を言ったものやら・・・
これからも他作品で新たな感情との再会というのかな、更に新作でいろいろなものをいただけるのかも、と思うとなんともいえない気持ちになります。
他にも色々と思うところもあるのですが、今はとりあえずこれだけでも、と思いまして。衝動に身を任せて投稿・・
米国レポート楽しみにしてます。
ではでは。動揺のあまり変な部分があったらすいません。