歪む空間（は一般相対性理論のほうですが）

NOTEBOOKの写真、不思議ですね。
きっと、新幹線で高速移動しているデジカメは時間の進み方が遅くて、ＣＣＤの走査がゆっくりになってしまったために、そんなふうに写ったんでしょう（笑）

あの歪みが面白いのは、透視図法やレンズの歪みではなく時間の歪みだからですよね。
パースペクティブによる歪みは仕事上お馴染みだし、ワイドレンズや魚眼レンズによる歪みも見慣れている。
いずれの場合も、遠景近景ともに一定の規則に従って歪むので、垂直法の直線が歪むにしても奥と手前でその傾き方は同じになる。
ところがあの写真の歪みは時間が生んでいるため、手前だけは大きく傾き、奥は垂直を維持しているという、見たことのない歪みになっています。
何だか、時間の流れを写し撮ったような。
異なる時間認識の仕方を垣間見るとまでいうと大袈裟ですが、そんな気分にもなる。
普通に考えるとシャッタースピードが遅ければ、手前の流れなどぼけてしまいますし、もっとシャッタースピードが速ければ歪みも来ないのかもしれません。
今度、一眼レフで試してみたいところ。