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回顧展と画集はこんなんなってます その5

2011/08/14 日曜日 -

今 敏 回顧展「千年の土産」は毎日が満員御礼、ありがとうございます。

「その5」は今 敏のマンガ作品の原画を展示しているコーナー、通称「マンガ部屋」というブースをご紹介。
twitterでのご来場者の感想によると、本展でもっとも注目度が高いようです。
印刷でつぶれてしまうのがもったいないほど繊細で精緻な描写を見ることができる稀有な機会だからでしょうか。
ホワイトなどの修正痕が 少なく、印刷を前提としたマンガ原稿にしては「きれい」なのも今 敏の原画の特徴。
見開きページの原画は、原寸サイズ で見ると、マンガの1コマというより一幅の絵です。
カラー原稿と着色前の原画を併せて展示している作品もあり、見比べるのも楽しい。

海帰線 ワールドアパートメントホラー
『海帰線』『ワールドアパートメントホラー』の
表紙、扉絵、学生時代の課題と思われるパネル

セラフィム1
『セラフィム 2億6661万3336の翼』の扉絵

セラフィム2
『セラフィム 2億6661万3336の翼』の
見開きページや1ページのキメ・カット

ばか騒ぎ 芭蕉翁の冒険 わいら 海帰線
『ばか騒ぎ』『芭蕉翁の冒険』『わいら』『海帰線』

OPUS
『OPUS』幻の最終回、全ページの展示は圧巻

それでは、会期はまだまだ10日間もございます。
みなさん、よろしくお願いいたします。

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コメント一覧

'ジンサン'   投稿日時 2011/8/17 6:27
すばらしい展覧会でおめでとうございます。
初日に伺った武蔵美の陣内です。

一番上にある写真の「学生時代の課題と思われる作品」を出題した及部克人先生が本日17日に会場に伺います。
先生はすでに一昨年70歳の定年で退任されていますが、人一倍元気に飛び回っておられます。
今さんには最初の武蔵美での授業をお願いし、映像学科との関係をつくられた方でもあります。
課題作品の謎を解きに行くと意気込んでおられます。

及部先生とは別ですが、国立新美術館で毎年開催しているICAFという学生のためのアニメーション上映会の件で、早瀬という本学助手もお邪魔する予定です。こちらもよろしくお願いします。
kyoko  投稿日時 2011/8/17 8:05
先日はお暑い中お越し下さいましてありがとうございました。お陰様で連日沢山の方が「今 敏」に会いに来てくださいます。及部先生、早瀬さまにお会い出来るのを楽しみにお待ちしております。

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