2008年3月2日(日曜日)

「十年の土産」初日、満員御礼



昨日、いよいよ「十年の土産」が開幕しました。
ご来場いただいた多くのお客様、ありがとうございます。
開場前から並んでいただいたお客様、次々と届けられる立派なお花の数々など、予想外の反応の大きさに喜びと驚きを感じました。
お花をお贈りいただいた皆さま、まずはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
ありがたいことに物販も好調で、用意した『パーフェクトブルー』リニューアル版DVDを始め、過去タイトルのDVDや関連書籍も多くの方々にお買い上げいただき、誠にありがとうございます。中には、完売したものもあったようで、こちらも予想以上の反応にスタッフ一同、感謝しております。
お買い上げいただいた方には心を込めてサインをいたしましたが、ものすごい数をこなさねばならず、拙い絵がさらに拙くなったかもしれません。申し訳ありません。
ありきたりな表現ですが、こういう時にこそ言うのでしょうね。
「嬉しい悲鳴を上げる」
一日中立ちづくしで「人間プリンタ状態」となってかなり疲れましたが、多くのお客様にいらしていただき、また、はるばる遠くからお越しいただいたお客様もおられることを思うと、最後まで集中力を切らすことなくサインをさせていただきました。

「まさか監督ご本人がおられるとは思いませんでした」
何人かの方からそんなお言葉をいただきましたが、御案内の通り「十年の土産」は、マッドハウスさんの多大なご協力を得ながら、私が「主催」している展覧会なのです。本当に。
下世話な話ですが、会場や額装、プリントの費用などは私費で賄っているのですから。
文字通り「道楽」なのです。
サインをしている最中に泣き出した方がおられたのには驚きましたが、後にご本人からいただいたメールによると、「あれから新宿駅まで涙が止まりませんでした」とのことで、かえって私が感動いたしました。
アニメーターを目指している方とのこと、凡庸なことで申し訳ありませんが、頑張ってください。
今後も会期中は出来る限り、主は会場にいるようにしたいと思います。

意外なゲストにも来場いただきました。
何と、『パプリカ』で粉川役を演じていただいた声優の大塚明夫さんが突然現れたのには吃驚してしまいました。
会場で、にこやかに近づいて来る長身の方がおられる。
「大塚さんに似た人だなぁ」
と思っていたら、ご本人でした(笑)
新宿眼科画廊の近くに事務所があるそうで、偶然見かけて立ち寄られたとのこと。
会場のモニターでは、ちょうど粉川が映った『パプリカ』の一場面が流れており、そんな偶然にも感動してしまいました。
大塚さん、どうもありがとうございました。

18時からは、関係者のみでささやかなパーティを開きました。
足を運んでいただいた皆さま、ありがとうございます。
おかげさまで、疲れも薄れる楽しいひとときになりました。

最後になりましたが、展覧会の準備から運営までご協力いただいているマッドハウスのHさん、Sさん、Tさん、Mくん、Oさん、イラストレーターのSさん、Uさん、プレパラートさん、本当にどうもありがとうございます。
運営スタッフの皆さま、最終日、そして打ち上げまで、よろしくお願いします。

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