2007年10月23日(火曜日)

海外からのコンタクト



サイトリニューアル後、「お問い合わせフォーム」に初めて到来したメールはドイツからであった。
『パプリカ』がお気に召したようで、その人にとっては他人の夢に入ることが出来るデバイスを作るのが夢だったそうだ。
そして文末には。
「ARIGATO^-」
こちらこそダンケシェーン。

仕事上、海外からのコンタクトが珍しいわけではないが、珍しい部類に入る国というものはある。いまだにアフリカや中東との接点は直接にはない。中東の航空会社で『パプリカ』を機内上映するとか、西アフリカのニジェール共和国で働く青年海外協力隊の方から『東京ゴッドファーザーズ』を非営利上映したいという問い合わせがあったくらいだろうか。
北欧も未だに珍しい方であろう。覚えている限りではヴェネチア映画祭の時に、確かノルウェーのメディアがインタビューに来ていた。他にはスウェーデンの新聞記者の方がマッドハウスまで取材にいらしたことがあったろうか。
今度はそのスウェーデンのTV局からマッドハウス経由で取材申し込みがあった。スウェーデンの公共放送局SVTである。ウィキペディアによると「イギリスのBBC同様、受信料で賄えている」ということなので、日本のNHKみたいなものだろうか。
さらには「1987年のTV3開局までスウェーデン唯一のテレビ局であった」ということなので、現在もそれほどチャンネルは多様化していないと思われる。
何故にスウェーデンの公共放送が私にインタビューしたいのか、転送されてきたメールによるとこういうことらしい。
「パーフェクトブルーはSVTで9月7日に放送されましたし、パプリカは最近DVDがリリースされましたので」
ははぁ…どうもありがとうございます。
しかし気になるのは、『パプリカ』のリリースはともかく公共放送で『パーフェクトブルー』をオンエアするとはなかなか見上げたものではないか。TV局の数も少ないのに。
Tack, SVT.
どういう時間帯に放送されたのかは分からないが、日本では考えられないだろう。NHKが『パーフェクトブルー』を放送するなんてあり得ない(笑)
その心意気に打たれたので、気持ちよく取材をお受けすることにした。ノーギャラだけど。
そうだ。折角の機会だから取材の時に逆に聞いてみよう。
「『パーフェクトブルー』はどういう映画に見えました?」

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