私も展覧会に行きました。

まさか、ほんとにいるとは！！
いや、監督のことです。
でも、いざご本人を目の前にすると何も言葉が出てこないものですね。緊張して。

今日、私が行った時は、そんなに人が多くなかったですし、じっくり作品を楽しませて頂きました。
未発表作品や没企画に関するもの、私が未見だったパーフェクトブルーのトレカ（でしたか？）の絵柄なども展示されていて大変良かったです。
また、すでに見たことがある作品も、恐らく展示作品はデジタルデータから直接プリンタ印刷されたものだと思われ、ホームページ等で拝見した（jpeg圧縮された）ものや紙媒体に印刷されたものより、情報量が多く感じました。絵のサイズも大きかったですし。
特に鉛筆やペンで描かれた彩色（スキャン）前の原画が見られたのも大きな収穫でした。
鉛筆の線が味があって良かったです。

ただ、個人的に残念だったのは、先日今回の展覧会の告知を拝見して、amazonで予約していたBD版のパーフェクトブルーをキャンセルしたんです。というのも、当日会場で購入させて頂いて、会場限定の特典と監督のサインを頂こうと手前勝手に思ったからなのです。
昨日も、こちらのホームページで物販の在庫が少なくなっている、ということが書かれていましたので、悪い予感はあったのですが、会場にはBD版もリニューアルDVD版も在庫がありませんでした。
それで、私は何か物販を購入させて頂いてサインを頂こう・・・と思ったのですが、残念ながらTシャツとキーホルダー以外はオークションになっている二冊の初版本や平沢さんのCDも含めて全て入手済みのもので・・・随分悩んだのですが、色紙も持参してなかったので、黒いTシャツにサインを頂くのはどうかとか、あの小さなキーホルダーにサインを頂くのはどうかとか色々考えてしまって、結局何も購入せずに、それでも入り口付近に出ていらした監督とおもむろに握手だけさせて頂いて（突然、失礼しました）、後ろ髪を引かれながら帰ったのでした。
帰宅後、こちらを拝見しましたら、BD版、リニューアル版の会場購入者だけじゃなくて、持参者もサインをして下さることになっていて、なんでこちらのホームページをチェックしてから画廊に行かなかったのか・・・ いや、どこかで買っていけば・・・いや、会場で無理を承知で聞いてみれば・・・と後悔しております。
ですから、会期中に家から画廊は少し遠いですが、近々購入して、BDを持参して再度伺いたいと思っております。勿論、展示作品も再度じっくり見たいですし。

なお、この私の書き込みで気分を悪くされた方がいましたら、お詫び致します。
私は展覧会に文句を言っているわけではありません。私が手前勝手に行動してタイミングが悪かったりして、つまり自業自得なのです。じゃあ、書くなと言われるかも知れませんが・・・。その辺りはお許しを。やっぱり、ファンとしてアピールしたいじゃないですか（笑）

連日、多くのお客様にご来場いただき、道楽の主は毎日喜んでおります。
昨日で会期もちょうど半分。これまでに、かれこれのべ500人ほどのご来場を賜ったのではないかと思われます。
リピーターの方もたくさんおられることも嬉しい限りです。
絵を見てもらうだけでなく、来場された方とお話しすることも楽しみの一つです。
昨日は実写映画の録音助手をされているという方と、音響について少しばかりお話しました。
やはりその道の専門家、『妄想代理人』で私が音の使い方がもっとも気に入っていたシーンをお褒めいただき、たいへん感激いたしました。
実写の現場の話も少し伺ったところ、隣の業界でも私と同じように感じられている方がおられると知り、たいへん嬉しくなると同時に励まされました。
アニメーターを志しているという、韓国からの留学生の女性ともお話ししました。
現在は日本語学校へ通っているとのことで、卒業後、アニメーションの専門学校に入ろうかどうしようか考えているとのことでした。
携帯電話のデータで絵を見せてもらったところ、その描写力の確かさに驚きました。
これでは確かに日本のアニメ専門学校が「幼稚」に見えるのは仕方ない。
専門学校なんて行かなくていいから、すぐに業界においでなさい。ビザの問題があるから色々難しい面もあるのでしょうが。
連絡先を聞き忘れてしまい残念。
スカウトしておけば良かった、と少々後悔しております。

>展示作品はデジタルデータから直接プリンタ印刷されたものだと思われ

そうです。B2以上のサイズは専門の出力屋さんにお願いしました。
フォトペーパーに油性のインクジェットでプリントして、その上にマットラミネートというコーティングをしています。
A3サイズ以下は、仕事場のプリンタを使用していますが、最終的に選択したプリント用紙での結果がとても良く、いずれも私が望む結果を得られています。
作業中にイメージしていた色にかなり忠実です。
もっとも、それを得るために無駄にした紙もインクも膨大なんですけど(笑)

>紙媒体に印刷されたものより、情報量が多く感じました

そうですね。かなり印象が違うはずです。
何といっても印刷はCMYKで、展示品はRGBからの出力です。
全然発色が違います。
特に青ですね。
CMYKではどうも紫側に振られてしまうようで、今回出力してみてようやくイメージしていた発色が得られました。
昨日、閉店間際に仕事場に残っていたポスターの類を運び入れました。
物販に並ぶものもあるかもしれませんが、『千年女優』DVD発売の告知用ポスターなど、売り物にならないものは別な使い道を考えねばなりません。
告知用ポスターには『千年女優』のメインビジュアルが使用されているのですが、今回展示しているものに目が慣れていたせいか、印刷されたものは全然色が違っていて、驚きました。
これはこれで「プロ」としては問題のある発言だとは思いますが、「元は同じものなのに扱い方によって違ったものになる」ことを楽しんだ方が豊かではないかとも思います。
金さえ払えば常に同じものが手に入れられる、というわけではない。
そういう方がいいですよね。

物販の品薄については、たいへんご迷惑をおかけしています。
だって、こんなに売れるとは思っていなかったんですもの(笑)
いや、ホントに。
第一、「展示即売イベント」じゃないんですから、ご海容下さい。

監督自ら、お返事下さり恐縮致します。

>第一、「展示即売イベント」じゃないんですから、ご海容下さい。

はい。これは、重々承知しております。

>だって、こんなに売れるとは思っていなかったんですもの(笑)
いや、ホントに。

でも、ファンとしましては、ご本人から直接サインを頂けたり、お話出来たりって、結構すごいことなのです。
何とか都合をつけて、トークイベントに参加したいなーと思っております。