Re: 絶句する醍醐味

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なし Re: 絶句する醍醐味

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2009/7/1 14:02
s-kon  管理人 居住地: 東京  投稿数: 100
いらっしゃいませ、琴代さん。
好評を賜り光栄であります。

>本当に感動するものを見たときって、言葉もなく立ち尽くす状態になることがある

分かります。それが「いわゆる感動的」なものに限らず、喜怒哀楽や驚愕などがあまりに大きいとき、それらはちょっと遅れてやって来ますよね。
だから、それらに出合った「瞬間」というのは、案外人は無表情になるし言葉も発せないものです。
この点、アニメにしろ下手くそな実写映画やドラマに登場する人たちは見事に瞬時に反応する傾向にあります。嘘くさいとしか私には思えないのですけどね。

>特にパプリカのオープニングクレジットの部分は、鳥肌が立って、感動で涙がでてしまいました。

あのシーンで、ですか。ちょっと不思議ですね。
物語が始まってもいないシーンでそれだけの感動をいただけるということは、映像的な何かに負う部分が多いのでしょう。『パプリカ』は「そういうこと」をしてみたくてコンテを描いていたので、大変嬉しいレスポンスです。
容易に分析可能な感動も悪くありませんが、意味がよく分からない感動は尾を引きますよね。

>あくまでも今さんは、"映画監督"だと思います。

何と呼ぶかは他人が決めることですので、私は別にどう呼ばれても全然かまわない方です。
ただ、私は「アニメーションを作りたい」ではなく「アニメーションで作りたい」の人ではあります。
肩書きを要求されたときは仕方なく「アニメーション監督」ということにしていますが、この先テレビシリーズだって作ってみたいと思ってはいるので「アニメーション映画監督」というわけにもいかないし、ましてや絵を媒介とするもの以外に食指は動かないので「映画監督」というわけにもいかない、ただそれだけの理由によるものです。
面倒くさいですよね、肩書きって。

>"ほかのアニメと違う"というのが最初の強い印象

おかしいなぁ……ほかのアニメみたいに作っているつもりなんですけど(笑)
冗談じゃなく。
真似しているつもりなのに似ないってことは私のデッサン力や観察力に問題があるのでしょうか。
まぁ、確かに他のを真似しつつも「私ならこうする」の「私なら」が大きな問題なのかもしれませんが。

>最後の千代子のせりふにとっても共感して、"この映画を作った人は、
>きっと自分の仕事が大好きな人に違いない"と思ったのでした。

あ、それは鋭い感じ方ですね。
作者の意図としては実際その通りなんですけど、あのセリフから少なからぬ飛躍がなければ「自分の仕事が大好きな人」という感想は出てこないような気がします。
ありがとうございます。

>(後で、このせりふに賛否両論があったと聞いて、びっくりしました。)

私はそういうことになるだろうと思ってセリフを作りました。

>その後でコンテ本もほしくなり、ボックスセットも買ってしまいました!あ〜幸せ!!

ええっ!? ボックスまで!高価なのものなのに。
ありがとうございます。あ〜幸せ!!

>最高の贈り物が付いていました。平沢さんの音楽です!

平沢さんのリスナーが一人でも増えることは、私にもまた嬉しいことです。
自発的な宣伝マンのつもりでもありますので。

>私は今さんと同世代

そうですか、同世代からのご支持をいただけるのはまた格別です。

>お互いを高めあうことの出来る存在ですね。

とんでもありません。
私は仰ぎ見るのが精一杯です。
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