……不可能性かもしれません

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なし ……不可能性かもしれません

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2009/8/3 13:36
s-kon  管理人 居住地: 東京  投稿数: 100
>クールかつ厳しい視点で物事を捉えてらっしゃる

そんなこと言われるのは「と〜っても好き」です。
でも、今 敏という人間は別にクールでも厳しい視点も持ち合わせていないと思いますよ。
折に触れ、いつも自分は「見方が甘いなぁ……」と感じますし、戒めるようにしてきています。
最近、よく感じることですが、自分には特に優しい甘ったれた視点の人が増えすぎましたね。普通に仕事をしているだけで「仕事熱心」とか「仕事に厳しい」と言われてしまう世の中です。
相手が「普通」で自分が「普通以下」という考え方はしたくないんでしょうけど。それじゃ成長するわけがないでしょうにね。
自分が常に「フツー」でそれ以上の人は「特別」と思うような「不通の人たち」。
寝言はせめて寝ている間だけにして欲しいんですが、どこにでも寝ぼけているんだか眠っているんだか分からないような、どこかに脳を置き忘れてきたような人がたくさんいることですよ。
ほら、あなたの隣にも。

監督の仕事、アニメーションの仕事をする以前に強いられる負担が年を追うごとに増大しているように思えます。
近頃はこんなセリフを口にせねばならない機会が増えました。
「私はお前のお母さんじゃないんだよ」
「保母さんじゃないんだ、こっちは」
とかね。
そのうち仕事の話をする前に、おしめの心配からしなきゃならなくなるかもしれません。
全然笑いごとじゃないし。
仕事の能力も、日本の一社会人としての知能も礼儀も著しく欠けているくせに、自尊心という鎧だけを肥大させて、その自らの重さゆえに動きが取れなくなっている人たち。
見ているだけなら滑稽で済みますが、実際にそばにいると周りは迷惑なだけです。
もっとも、そんな人同士ならちょうどいいのかもしれませんし、みんながそうなれば誰も気にならないことでしょう。
そんなことを考えるだけでうんざりしますね。
でも、そんな気分で仕事をしていると、目の前にある新作『夢みる機械』の世界にことさら親近感を覚えて楽しくなってきます。
だって、人間がいなくなった世界ですからね。
や、爽快。
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