1998年6月4日(木曜日)



 「パーフェクトブルー・リミックス」っていう本が出ているんだって? へぇ。テキスト中心の本らしいけど設定とかも載ってるらしいよ。へぇ。いわゆるアニメムック本とは違った感じを狙ってるらしいんだけどね。へぇ。タイトルとか表紙は監督のアイディアだってさ、悪くはないらしいけど。へぇ。内容的にも随分脚本家や監督がアイディアを出したらしいんだけどね。へぇ。最初は原作者、脚本家、監督の3人が「監修」ということだったらしいんだけど、そういうクレジットにはなってないみたい。いなたい? 違う「ないみたい」。へぇ。
 まぁ、映画の方と同様えらく時間が無かったって噂だから。へぇ。でも対談関係は随分ページを割いてるらしいよ。へぇ。
 主演声優の岩男潤子のインタビューは監督自らやってるし、岩男さんの写真も多いみたい。へぇ。まぁ、「どうせインディーズアニメのムックなんてそんなに売れるわけないよね。岩男さんの写真やインタビューを多くすれば、岩男ファンには売れるんじゃないの?」って監督も打ち合わせで自虐的に笑ってたらしいんだけど。へぇ。監督が自分から言い出したらしいしね、俺が岩男さんに話聞こうかな、って。へぇ。
 で、当日インタビューをとる場所が脚本家の家から近いってこともあって脚本家も同席したらしいし。一時間くらいのインタビューだったらしいけど、岩男さんはもっと話したかったって関係者から聞いたけど。へぇ。でもインタビューアーが前日の夜にある漫画家の巨匠と酒飲んじゃって、聞くことをあんまり考えないで話聞いていたみたい。いなたい?。違うって「いたみたい」。へぇ。そのインタビューの感想は5/29付けの「裏日本工業新聞」にも書いてあったよ。へぇ。
 原作者と脚本家と監督の鼎談はページも多いし、読み応えあるってことだけど。へぇ………。まぁ、コンテンツが足りなくてそのページを水増ししてるってこともあるんだろうけどね。へぇ…………。それに聞いた話だと、鼎談の最後の方は後付で監督がでっち上げたらしいけど。へぇ…………。脚本家はその部分をメールで確認して、自分の発言を直したりとかはしたらしいけど、何かズルしてる感じじゃない?。ぇへ。それに何か発言の一部を変に削除して、意味が通らない場所があるって誰かに聞いたな。へぇぇ。
 他にも美術監督と音響監督のコメントも出てるって。へぇ。けど、作画監督のインタビューがないんだよね。へぇ。そういうのをいやがりそうな人ではあるらしいし、忙しいんだろうな。へぇ。ひどい腱鞘炎になってまで頑張っていた人らしいよ、作画監督の人。……へぃ。その辺の話を監督のホームページで早く書いてくれればいいのにね。…………へ。
 他のテキストも割と面白く読めるって話だけど。へぇ。金井覚って人も書いているらしいんだけど、この人が書いた「アイドルバビロン」って本は「パーフェクトブルー」のコンテを描いているときとかに監督が随分参考にしたって聞いたな。へぇ。
 4月だかに新宿ロフトプラスワンでのイベントで、監督が実際に金井覚って人に会ったときには「使わせて貰いました。どうもすいません」って頭下げてたって。へぇ。そういや本編にでてくる「ホームページ・未麻の部屋」のモデルになったホームページがあるらしくてさ、そのイベントの時にそのページの作者も来てたとかいう。……へぇ。「ひらちれのお部屋」っていうホームページで、コスプレックスっていう3人組のアイドルの一人だって。へぇ。パーフェクトブルーのオフィシャルサイトのBBSで作品を観たひらちれさんが「私のページに似てる!」とか書いてあって、それを読んだ監督がメールを出したんだって「すいません。似てるどころではなくて“パクリ”ましたって」。…へぇ。そういや他にも聞いたな。へぇ?。監督がいつも聴いている音楽で平沢進とかP-modelとかっていうのがあるらしいんだけど、作品内のあちこちに監督がお遊びでそういうキーワードを散らしていたんだって。……へぇ。よくあるだろ?漫画家とかが背景の街の看板とかにそういう好きなものとか人に関することを描くのってさ。まぁ漫画家が自分で背景描くケースは少ないからアシスタントが描いてるんだろうけど。で、そんな調子でパーフェクトブルーもオリジナルビデオならいいや、って感じで監督も遊んでたらしいんだけど、ほら、無理矢理劇場公開されたもんだから。へい。そういうファンの人たちにも目に止まったとかで、日本コロンビアの人からメールが来たとか来ないとか。へぇ。怒られるかと思ったら好意的に作品も見てくれていたとかで、監督は喜んでいたらしいけど。へぇ。凄いね、劇場って。へぇ。
 話が逸れちゃったな、「アナザーサイド・オブ・パーフェクトブルー」の話だったっけ? 「その後の未麻」って感じの話らしいんだけど、あれは監督は関係ないみたい。へぇ。何か表紙のことでは監督はえらく文句を言ってたらしいけど。へぇ。まぁその本の表紙っていうのが……あれ?「リミックス」って本の話じゃなかったっけ?。へぇ。まぁ、いいや、ノベライズに関しても紆余曲折があったとかって話らしいよ。へぇ。最初は違う人が書いたらしいんだけど、それは本編をそのまま水増しして書いたような小説とも言えないような代物だったんだって。へぇ。しかも、何て言ったっけかな、本編にでてくる未麻のマネージャーで、ああ、田所とルミだっけ?あの二人が「デキてる」ってのはいいにしても、本編にでてくる会話シーンをルミが田所のアレをナニしながら、みたいな下劣にもほどがあるって感じの内容だったらしくて……。へぇ。滅茶苦茶怒ったらしいよ、監督は。へい。で、編集側もこの内容じゃまずいだろってことになったとかならないとかで、結局ノベライズの話は流れたみたいだけど、CD-ROMでテキスト書いてた人がいいんじゃないかって、話が持ち上がって今の形になったみたい。へぇ。そういえば「パーフェクトブルー」のいわゆるアニメムックも出るはずだったんだって。へぇ。それが出版元が潰れたとかで出版されなくなったとかって。へぇ。インタビューとかも随分取ってたみたいなんだけどね。へぇ。まぁ、チラッと内容を見た人の話によると、監督のホームページからまんまパクって来たような記事とかもあったって言うから、編集してた連中の頭の悪さもしれようってものだけど。へぇ。そうそう「リミックス」だけど、定価¥1、300だって。へぇ。内容に見合うかどうかは読者次第、ってところ? 売れればいいけど立ち読みですます人が多いんじゃないかなぁ、っていうより部数が少ないみたいだから本屋で見つけるのも難しいかもしれないね。へぇ………………で、なんでカズはダメだったの?

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