2010年8月1日(日曜日)

株式会社KON’STONE



会社を作ることにした。
作るというより、ほとんど作ってもらっているに等しいが。
「株式会社KON’STONE」
コンズトーンと発音いただきたい。
「今の調子(tone)」であり、私の化石好きを反映させた「今の石」という意味もこめられ、それはまた石のように永く在り続けるものであって欲しいという思いに通じている。
さらに欲張りなことに、早口で発語すると「混沌」の響きも幻のように現れるという狙いもある。
だからなるべく「ズ」は軽めに発音してもらいたい。
掴みどころのない混沌と石のように固い秩序を合わせ持った創作物を生み出していきたいと思っている。
社名を考えるにあたっては新規も含めてあれこれ迷ったのだが、結局長年ウェブサイトのタイトルとして、あるいは単行本のタイトルとしても使って来たKON’STONEに落ち着いた。馴染みがあるというのは実にいいものだ。目新しさに追われるよりもずっといい。

さて、この会社。
この私が社長である!と胸を張りたいところだが、私の役職は支店長だ。ウソウソ。「取締られ役」ということになっている。
代表取締役は私の妻でもある者だ。いかにも身内で作った感がするだろうが、その通り。
この時期に何故会社設立なのか疑問に思われる向きもあろうが、別に急に思い立ったわけでもなく、前々から作ろう作ろうと思っていたのが、ここにきて強力な協力者を得ることができ、一気に具体化の運びとなった次第。
この社を共に設立してくれる強力な仲間は、高校時代からの友人である有能な編集者と、私などには絶対にないような交渉力を備えたプロデューサーである。

肝心な設立の目的は無論税金対策だ。儲かって儲かって困っている。てなことを言ってみたいもんだ。
理由は色々あれど、中心にあるのは私の無邪気な欲望だろう。つまりこういうこと。
「自分の会社が欲しくなった」
この他人に迷惑をかける無邪気さは、先にブログで記した「iPadが欲しいったら欲しい!」という駄々と一緒だ。
ま、本当のところは面倒くさがりの私にオムツをあてがうようなもので、権利関係などの管理や交渉ごとを代理してもらい、また今後「小商い」をするために社会的な信用を得るという面もある。
何につけ、世間では個人よりも会社組織の方が通りがいいものらしい。つまり、そんなことも知らない世間知らずだからこそ、小規模とはいえ組織という保護が必要になってきたということだろう。

取立てて大きな事業計画があるわけでもないが、手始めに会社のウェブサイトでの物販からでもスタートしたいと考えている。
目新しいものは出て来ないかもしれないが(私が色々なことで忙しいせいでもある)、懐かしいものや手にしやすいもの、深く今敏監督映画を楽しんでくれる方々や映像を志す人などには意外とためになるものなども商品棚に並べたいと思っている。
フライング気味の告知になってしまったが、発言することで実現化へ加速しようという魂胆でもある。
乞う、御期待。

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