Re: 『サイレント・ランニング』

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なし Re: 『サイレント・ランニング』

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2008/5/29 11:35
s-kon  管理人 居住地: 東京  投稿数: 100
そうそう、「善人だけど迷惑な人」。
でも、この主人公の行動への核心は、やっぱりかの国の映画らしく「正義は我にあり」なんですよね(笑)
「折角自分が育てた植物だから」という個人的な動機はもちろんあるのだけど、地球の財産が失われてはならないという使命感が大きい。大局的な使命感の前には人の命などは問題ではない、と。
そういった映画として重要な部分が飯時の会話だけで消化してしまうあたりが映画として面白くないところ。エピソードとして昇華して欲しいものです。
ちなみにこの主人公を演じたのはブルース・ダーン。女優ローラ・ダーンの父親ですね。
ジョン・フランケンハイマー監督の『ブラックサンデー』(原作はトマス・ハリス)のサイコ気味のベトナム帰還兵の役がはまり役で印象的でした。

大事な植物たちが枯れて行く原因が分からず、顕微鏡で分析までしておいて、その原因が「太陽の光が届かなくなっていたから」ってのはあんまりでした(笑)
どこが8年間も研究してきた人間なんだか。
杜撰が目立つ映画ですが、印象に残る映画なのはやっぱりアイディアが魅力的だからでしょうね。
そういう意味ではやはり映画としてはつまらなかったけど、アイディアは悪くなかったのが、同じダグラス・トランブル監督の『ブレインストーム』。
「他人の脳内を追体験できる装置」「死に際した人間は何を見るのか」といったアイディアは良かったんですけどね。アイディア倒れの感は否めない映画でした。

「ロボットの造型のしょぼさ」が逆に愛嬌になってましたね。動きが可愛いし。
ロボットの名前はヒユーイ、デューイ、ルーイ。記憶の中では2体しかいなかったのですが、3体でした。ルーイは「磁気嵐」の中、船外作業中に片足だけ残して吹き飛ばされていました。
町山智浩さんのポッドキャスト情報によると、あのロボットの中には『ケニー』くんのような人が入って操演していたそうです。
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