Re: 『サイレント・ランニング』
s-kon
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『ソイレント・グリーン』は、今年の2月、風邪でダウンしたときに見返しました。
小学生の頃、テレビで見て少なからぬショックを受けた覚えがありましたが、いまの目で見返すと微笑ましくなりました。そう思うだろうことは分かっていても見返したくなるのがB級SFの憎めないところであり味わいですよね。『サイレント・ランニング』もそうだし、『地球最後の男 オメガマン』とか(そのリメイクでもある『アイ・アム・レジェンド 』は見ていませんが、特別版のDVDにはアナザーエンディングが入っているというのでちょっと気になっています)。
『ソイレント・グリーン』の監督はリチャード・フライシャー。『ミクロの決死圏』や『トラ・トラ・トラ!』(アメリカ側の)監督でしたね。
『トラ・トラ・トラ!』制作で、黒澤明降板の謎に迫ったノンフィクション『黒澤明VS.ハリウッド』(田草川 弘・著)によると、黒澤監督はアメリカ側監督として立てられたリチャード・フライシャーに激しい拒否感を示したそうです(そりゃそうだ)。
実際、プロデューサー(エルモ・ウィリアムズ)にとってもフライシャーは「器用なエンターテイナーではあっても、クロサワに対抗する重量感に欠けていた」ということだったそうですが、お偉いさん(20世紀フォックスのザナック親子)の言い分に叶うわけもなかった、と。
『ミクロの決死圏』を見た黒澤は「体中がムズムズして気持ち悪くなった」そうで、この不快な記憶が大きく貢献してフライシャーを生理的に嫌うことになったとか。挙げ句に「後々まで黒澤監督はフライシャーを「ミクロ野郎」と呼び、忌み嫌っていた」そうです。
「ミクロ野郎」(笑)
さすが黒澤監督、「ズカッとした」侮蔑です。
小学生の頃、テレビで見て少なからぬショックを受けた覚えがありましたが、いまの目で見返すと微笑ましくなりました。そう思うだろうことは分かっていても見返したくなるのがB級SFの憎めないところであり味わいですよね。『サイレント・ランニング』もそうだし、『地球最後の男 オメガマン』とか(そのリメイクでもある『アイ・アム・レジェンド 』は見ていませんが、特別版のDVDにはアナザーエンディングが入っているというのでちょっと気になっています)。
『ソイレント・グリーン』の監督はリチャード・フライシャー。『ミクロの決死圏』や『トラ・トラ・トラ!』(アメリカ側の)監督でしたね。
『トラ・トラ・トラ!』制作で、黒澤明降板の謎に迫ったノンフィクション『黒澤明VS.ハリウッド』(田草川 弘・著)によると、黒澤監督はアメリカ側監督として立てられたリチャード・フライシャーに激しい拒否感を示したそうです(そりゃそうだ)。
実際、プロデューサー(エルモ・ウィリアムズ)にとってもフライシャーは「器用なエンターテイナーではあっても、クロサワに対抗する重量感に欠けていた」ということだったそうですが、お偉いさん(20世紀フォックスのザナック親子)の言い分に叶うわけもなかった、と。
『ミクロの決死圏』を見た黒澤は「体中がムズムズして気持ち悪くなった」そうで、この不快な記憶が大きく貢献してフライシャーを生理的に嫌うことになったとか。挙げ句に「後々まで黒澤監督はフライシャーを「ミクロ野郎」と呼び、忌み嫌っていた」そうです。
「ミクロ野郎」(笑)
さすが黒澤監督、「ズカッとした」侮蔑です。
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- Re: 『サイレント・ランニング』 (s-kon, 2008/5/29 11:35)
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