今 敏が読んだ本や観た映画などを自ら記録した「雑食日誌」シリーズ。
2012年、最初の更新です。
たいへん遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。
2005年は『パプリカ』の制作真っ直中のため「NOTEBOOK」の更新もまったくないが、相変わらず読書量は多い。なにか思うところがあったのか、読書への投資額を知りたかったのか、家計簿がわりか、2月からは購入した書籍の価格も記載。映画の原題や監督名も記してある。
2003年から愛読している内田樹は、旧刊をひと通り読み終え、この年は新刊待ちの間に再読までしている。
10月あたりは伊坂幸太郎に集中して読破。
1月の1stガンダム3部作鑑賞は正月恒例の楽しみ。
『パプリカ』のためか、名画の再観も多い。
『サクサク(sakusaku)』は現在も続くtvk(テレビ神奈川)の「オンガク情報バラエティ」番組のDVD化で、当時、仲間内でマニアックな演出に人気が集まった。
以下、彼のメモのまま掲載。
作品名のアタマについているマークは次の意味だと推察される。
○映画(DVDなど)
△映画以外の映像作品
■本
1月
○『第十七捕虜収容所』(Stalag 17/ビリー・ワイルダー)
■『これも男の生きる道』(橋本治/ちくま文庫)
○『鷲は舞い下りた』(The eagle has landed/ジョン・スタージェス)
○『フィツカラルド』(ヴェルナー・ヘルツォーク)
■『風雅の虎の巻』(橋本治/ちくま文庫)
○『機動戦士ガンダムI』
○『機動戦士ガンダムII』
○『機動戦士ガンダムIII』
○『バレエ・カンパニー』(The company/ロバート・アルトマン)
■『オニババ化する女たち』(三砂ちづる/光文社新書)
○『Sweet Sixteen』(Sweet Sixteen/2002/ケン・ローチ)
○『いとこのビニー』
■『はじめての構造主義』(橋爪大三郎/講談社現代新書)
■『ちぐはぐな身体-ファッションって何?』(鷲田清一/ちくま文庫)
■『キョウコのキョウは恐怖の恐』(諸星大二郎)
■『先生はえらい』内田樹/ちくまプリマー新書
■『ボロボロになった人へ』リリー・フランキー
○『ミレニアムファーストシーズン』
2月
○『ミレニアムセカンドシーズン』
■『大人は愉しい-メル友おじさん交換日記』(内田樹・鈴木晶/冬弓舎)再読
■『巨匠たちの映画術』西村雄一郎/キネマ旬報社¥2,800
■『源氏物語と日本人-紫マンダラ』河合隼雄/講談社+α文庫¥880
■『ちゃんと話すための敬語の本』橋本治/ちくまプリマー新書
■『子どもは判ってくれない』内田樹/洋泉社(再読)
○『魔王』(The OGRE/フォルカー・シュレンドルフ)
■『他者と死者-ラカンによるレヴィナス』内田樹/海鳥社¥2.500
■『期間限定の思考-‘おじさん’的思考2』内田樹(再読)
■『志ん生滑稽ばなし』(志ん生の噺1)古今亭志ん生/ちくま文庫
○『まぼろしの市街戦』(フィリップ・ド・ブロカ)
○『コレクター』
3月
■『びんぼう自慢』(古今亭志ん生/ちくま文庫¥880)
■『夢の分析-生成する私の根源』川嵜克哲(かわさきよしあき)
■『インターネット持仏堂1-いきなりはじめる浄土真宗』(内田樹・釈徹宗/本願寺出版社¥740)
■『インターネット持仏堂2-はじめたばかりの浄土真宗』(内田樹・釈徹宗/本願寺出版社¥740)
■『顔の現象学-見られることの権利』(鷲田清一/講談社学術文庫¥840)
■『オレ様化する子どもたち』(諏訪哲二/中公新書ラクレ¥740)
4月
■『希望格差社会』(山田昌弘/筑摩書房¥1900)
○『ミレニアム・サード』
■『スクリーンの中の戦争』(坂本多加雄/文春新書¥790)
■『パラサイト・シングルの時代』(山田昌弘/ちくま新書¥680)
■『国家学のすすめ』(坂本多加雄/ちくま新書¥740)
■『14歳の子を持つ親たちへ』(内田樹・名越康文/新潮選書¥680)
■『考えあう技術-教育と社会を哲学する』(苅谷剛彦・西研/ちくま書房¥780)
■『人はなぜ学歴にこだわるのか。』(小田嶋隆/光文社知恵の森文庫¥680)
■『大衆教育社会のゆくえ-学歴主義と平等神話の戦後史』(苅谷剛彦/¥700+税)
5月
□『失踪日記』吾妻ひでお(イースト・プレス/¥1,140+税)
■『アレ何?大事典』
■『学校はなぜ壊れたか』(諏訪哲二/ちくま新書¥680+税)
○『ミクロコスモス』
■『プロ教師の見た教育改革』(諏訪哲二/ちくま新書¥680+税)
○『人情紙風船』(山中貞雄/1937)
■『黒澤明語る』(聞き手/原田真人 ベネッセ¥1,300)(古書)
○『スチームボーイ』
△『サクサク』DVD
■『なぜ学力論争は不毛なのか-学力論争を越えて』(苅谷剛彦/中公新書ラクレ¥760+税)
■『回想・黒澤明』(黒澤和子/中公新書¥740+税)
■『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問から始める会計学』(山田真哉/光文社新書¥700+税)
○『丹下左膳・百万両の壺』(山中貞雄/1935)
■『父親の力 母親の力‘イエ’を出て‘家’に帰る』(河合隼雄/講談社+α新書¥838+税)
○『ナルト』
■『パパ、黒澤明』(黒澤和子/文春文庫¥562+税)
○『河内山宗俊』(山中貞雄)
6月
■『僕が批評家になったわけ』(加藤典洋/岩波書店¥1700+税)
■『教えること、裏切られること-師弟関係の本質』(山折哲雄/¥700+税)
○『未知との遭遇』(スティーブン・スピルバーグ)
■『やりなおし教養講座』(村上陽一郎/NTT出版¥1600+税)
■『志ん生の噺2-志ん生艶ばなし』(古今亭志ん生/ちくま文庫¥880+税)
■『黒澤明を語る人々』(黒澤明研究会編/朝日ソノラマ¥2000+税)
○『七人の侍』
■『KUROSAWA 演出 録音 記録 編』塩澤幸登(河出書房新社/¥2800+税)
■『敗戦後論』(加藤典洋/講談社¥2500+税)
■『日本がアメリカを赦す日』(岸田秀/¥581+税)
○『野良犬』(黒澤明)
■『言語表現法講義』(加藤典洋/岩波書店¥2300+税)
7月
■『自分の頭と身体で考える』(養老孟司、甲野善紀/PHP文庫¥514+税)
○『用心棒』(黒澤明1961)
■『日本の無思想』(加藤典洋/平凡社新書¥740+税)
■『養老孟司の〈逆さメガネ〉』(養老孟司/PHP新書¥680+税)
○『椿三十郎』(黒澤明1962)
■『マルクス入門』(今村仁司/ちくま新書¥720+税)
○『レッド・サン』(テレンス・ヤング)
■『橋本治という行き方』(橋本治/朝日新聞社¥1400+税)
○『悪いやつほどよく眠る』(黒澤明1960)
■『異見あり-脳から見た世紀末』(養老孟司/文春文庫¥525+税/古書¥300)
■『マルクスだったらこう考える』(的場昭弘/光文社新書¥720+税)
○『スーパーサイズミー』
■『いま私たちが考えるべきこと』(橋本治/新潮社¥1300+税)
■『身体(からだ)の言い分』(内田樹・池上六朗/毎日新聞社¥1500+税)
■『笑いの力』(河合隼雄・養老孟司・筒井康隆/岩波書店¥1300+税)
8月
○『老婦人と鳩』(シルヴァン・ショメ)
■『哲学思考トレーニング』(伊勢田哲治/ちくま新書¥780+税)
○『ロングエンゲージメント』(ジャン・ジュネ)
■『健全な肉体に狂気は宿る-生きづらさの正体』(内田樹・春日武彦/角川書店¥724+税)
○『ベルヴィル・ランデブー』(シルヴァン・ショメ)
■『ニーチェ入門』(竹田青嗣/ちくま新書¥720+税)
■『日本の経済格差-所得と資産から考える』(橘木俊詔/岩波新書¥700+税)
■『イソップ株式会社』(井上ひさし著・和田誠・絵/中央公論社¥1600+税)
■『脚本家・橋本忍の世界』(村井淳志/集英社新書¥660+税)
■『巨匠のメチエ 黒澤明とスタッフたち』(西村雄一郎/フィルムアート社¥1600+税)
○『悲愁』(『Fedora』ビリー・ワイルダー)
■『日本人はなぜ無宗教なのか』(阿満利麿/ちくま新書¥680+税)
■『グロテスクな教養』(高田里恵子/ちくま新書¥740+税)
9月
■『張り込み/傑作短編集(五)』(松本清張/新潮文庫¥440-ずっと昔に買っていた本。消費税もまだない頃。)
■『靖国問題の精神分析』(岸田秀・三浦雅士/新書館¥1500+税)
■『唯幻論物語』(岸田秀/文春新書¥690+税)
■『レヴィ=ストロース講義/現代世界と人類学』(C・レヴィ=ストロース/平凡社ライブラリー¥1200+税)
■『東京奇譚集』(村上春樹/新潮社¥1400+税)
■『KUROSAWA 映画美術編』塩澤幸登(河出書房新社/¥3000+税)
■『家屋と妄想の精神病理-あるいは、狂気とアナクロニズム』春日武彦(河出書房新社/¥1600+税)
■『死神の精度』伊坂幸太郎(文芸春秋/¥1429+税)
■『レヴィ=ストロース入門』小田亮(ちくま新書/¥680+税)
○『オメガマン』(1971)
■『あの戦争は何だったのか‐大人のための歴史教科書』保阪正康(新潮新書
/¥720+税)
10月
■『キップをなくして』池澤夏樹(角川書店/¥1500+税)
■『戦後史』中村政則(岩波新書/¥840+税)
■『アメリカ病』矢部武(新潮新書/¥680+税)
■『イン・ヒズ・オウン・サイト』小田嶋隆(朝日新聞社/1600+税)
■『チルドレン』伊坂幸太郎(講談社/¥1500+税)
■『世間のウソ』日垣隆(新潮新書/¥680+税)
■『エースを出せ!』日垣隆(文春文庫/¥638+税)
■『それは違う!』日垣隆(文春文庫/¥524+税)
■『ラッシュライフ』伊坂幸太郎(新潮文庫/¥629+税)
■『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎(新潮文庫/629+税)
■『街場のアメリカ論』内田樹(NTT出版/¥1600+税)
■『グラスホッパー』伊坂幸太郎(角川書店/¥1500+税)
○『Mr.インクレディブル』
■『偽善系・正義の味方にご用心!』日垣隆(文春文庫/¥686+税)
■『昭和史の論点』坂本多加雄・秦郁彦・半藤一利・保阪正康(文春新書/¥690+税)
■『魔王』伊坂幸太郎(講談社/1238+税)
■『アヒルと鴨のコインロッカー』伊坂幸太郎(東京創元社/¥1500+税)
■『下流社会 新たな階層集団の出現』三浦展(光文社新書/¥780+税)
11月
■『重力ピエロ』伊坂幸太郎(新潮社/¥1500+税)
■『誇大自己症候群』岡田尊司(ちくま新書/¥740+税)
■『こまった人』養老孟司(中公新書/¥700+税)
■『陽気なギャングが地球を回す』伊坂幸太郎(祥伝社/¥838+税)
■『まともな人』養老孟司(中公新書/¥700+税)
■『いのち-生命科学に言葉はあるか』最相葉月(文春新書/¥840+税)
■『拒否できない日本-アメリカの日本改造が進んでいる』関岡英之(文春新書/¥700+税)
12月
■『知に働けば蔵が建つ』内田樹(文芸春秋/¥1524+税)
○『ハウルの動く城』宮崎駿
○『日本のいちばん長い日』岡本喜八
■『多神教と一神教-古代地中海世界の宗教ドラマ』本村凌二(岩波新書/¥740+税)
○『ミニミニ大作戦』(The Italian job/1969/ピーター・コリンソン)
■『脳の中の幽霊』V.S.ラマチャンドラン/サンドラ・ブレイクスリー(角川書店/¥2.000+税)
■『乱世を生きる‐市場原理は嘘かもしれない』橋本治(集英社新書/¥700+税)■『随筆 本が崩れる』草森紳一(文春新書/¥880+税)
■『奇妙な情熱にかられて‐ミニチュア・境界線・ニセモノ・蒐集』春日武彦(集英社新書/¥680+税)
■『砂漠』伊坂幸太郎(実業之日本社/¥1524+税)
■『無思想の発見』養老孟司(ちくま新書/¥720+税)