Re: 笑わせていただきました

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なし Re: 笑わせていただきました

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2009/7/8 14:35
s-kon  管理人 居住地: 東京  投稿数: 100
私、ドライなんですかね。
そうなのかな。
著作権の話からは外れますが、確かに自分の仕事に「距離」が取れないような態度は理解できない方です。
もちろん自分の仕事に愛着はありますけどね。執着するのはいただけない。
親離れ子離れといった言い方がありますが、「過去の仕事離れ」が出来ない人は嫌ですね。
過去の仕事を利用する、とか受け継ぎつつ向上させるという在り方なら分かるのですが、似たようなものを繰り返し作るのは私にはよく分からない。
商売としては当然なんでしょうし、焼鳥屋がケーキに手を出すような真似はしない方がいいとは思いますが。
昨日晩飯を食べながらそんな話をしてました。
せめて同じような題材を続けて扱うなら、扱う方法やムードを変える方がいいだろうし、同じ方法を使うなら異なる題材にするとか、変化を付けたいものです。
たとえば黒澤明監督の『用心棒』と『椿三十郎』は同じ三十郎という主人公で連作されましたが、ムードが全然異なる。片やハードなヴァイオレンス、片やコミカルとさえいえるテイスト。だからいいんですよね。
そういう工夫でもしないと、作っている方も見ている方も飽きると思うんですが……そうでもないのかな。
私が飽きやすいだけかもしれません。多分そうなんでしょう。
ただ、一見題材や表現が変化しても、それでも変化しないような部分が当人らしさと呼ばれるものじゃないですかね。

「過去の仕事離れ」といっても著作権については手放すわけにも行きませんけどね(笑)
著作者であり同時に監督としては(あくまで今 敏の場合ですが)、制作中のギャラだけでは折り合いませんから、印税を含めたものがその仕事の報酬であって、印税は予想外のボーナスや利息なんかじゃありません。
要するに制作中の報酬は技術力や労働力に対するもので、印税はそれら制作の元になるアイディアや技術に対する報酬、というのが大雑把な区別でしょうかね。

>基本的には著作権侵害は全て自重すべきだと思うのですが、
>一部は宣伝効果になっているのも事実ですし・・・。

その通りだと思います。
どこかで一律に線を引きたい人も多数いるのでしょうが、私なんかは「常識」という曖昧さでいいんじゃないかと思いますね。
自動車のスピードだってそうでしょ?
どの道路だって制限速度は決まっていますが、完全に守っている人間はいない。
あれも「常識」の範囲というやつで、取り締まりが厳しいときには速度を控えるものだし、過度に違反するものは取り締まられる、と。
そこを杓子定規に違反を取り締まれば、物流なんかは大打撃を受けるでしょう。
ネットの問題は日本に限るわけにはいきませんが、少なくとも日本は「お目こぼし」が基本となっている社会です。だからいざとなると大量の犯罪を作り出すことが出来ることにもなっている。
普段の「お目こぼし」モードを「杓子定規」モードにチェンジさせるだけでいいんですから。
車のスピード違反はもちろん、色々な認可・許容基準とか政治家の献金問題なども基本はお目こぼしというグレーゾーンで成り立っているところが多分にあるでしょうし、日本の社会はそうしたグレーゾーンによって効率よく運営されている。
いいも悪いも、私は「そういうもんだ」と思っていますし、ネット上での著作権侵害のレベルもそれと同じようなもんだろ、という考え方です。
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